レーザー彫刻機を使ったPCB基板作成
レーザー彫刻機を使ったPCB基板作成(2)
レーザー彫刻機を使ったPCB基板作成(3)
FlatCAMでPCBのガーバーデータからGコードを生成する(その2)
過去に1回FlatCAM使ってやっているのですが、バージョンが上がって、上記手順で進めるコマンドがなくなっている。どうもあたらしくNCC(Non-Copper-Clean?)
として生まれ変わっている。
FlatCAM pratical tutorial: clean non copper area – Part 3
以下に手順を残しておく
1. Isolation ToolでPCBパターンを作成
ここまでは、original_pcb_memo.md
で記載した内容のままで変わりなし。
2. NCC Toolを選択する
3. NCC Toolのパラメータを設定する
- Geometryを選択
- Tool径はデフォルトは削除して、
0.199mm
を定義して選択する(Isolationツールのツール径と同じ) - Overlapは40%ぐらい当然増やすと緻密にはなるがパスが増大する。
- Methodはレーザーの動きを考慮して
Lines
でタテヨコ移動が良いのでは? - Marginは0.00mm
Area Selection
とPolygon
を選択して該当箇所を囲めるようにする。
この状態で、Generate Geometry
を選択する。
複数個の"囲み"を定義できる。
左クリックでポリゴンを定義して、ポリゴンを終了する場合は右クリック。
そして2個目以降も"左クリック" - "右クリック"で何度も定義できる。
終了する場合は、再度"右クリック"を選択すると、囲まれた箇所の加工パスが計算される。
プリントパターンのジオメトリとは別の要素として作成される。サフィックスに"_ncc"と付く。DXPも別のファイルとして出力できる。
4. Laser Webで焼く
いつもどおり、PCBパターンをまずはレーザ彫刻する。
ドリル穴パターンと、浮島削除パターンをレーザ彫刻する。こちらは加工時間を減らす為にPasses=1
でやってみる。(そのかわり出力50%にしてみた。)
あと、前回のPCBパターンは彫刻しないのでOFFにしておく。
Laserで彫刻した基板。
浮島は1パスだけだったので、若干塗膜が残っていたので、やっぱり2パス必要かもしれない。洗車用のクリームコンパウンドでゴシゴシちょうこくしたところの塗膜を落としておく。
洗浄後のパターン。
今回はパターンが大きいので楽。裏側はショートしないように端子の接続部だけは削っておいた。とりあえず完了。