FDMタイプの3Dプリンタの2台目として、Original Prusa i3 MK3Sを購入しました。
自分の場合は、下記のキット版です。1台目である程度プリンタになれたので、次はキットを組み立てるところも楽しもうと思いました。まだまだ3Dプリンタはメンテナンスフリーな代物ではないので、仕組みを知っておくにも有効だと思ってます。
amazonでも頻繁に売り切れになりますが、定期的に購入できるようになってます。
また、組み立て済みも以下にあります。
あと、価格ですが本家サイトを見ると1万円ほどAmazonのほうが高く見えますが、本家サイトから購入すると、その価格にプラスして送料と税金(配送会社に現金で支払う)が掛かってきます。ほとんど同じ価格だと思って問題ないです。Amazonで買えるならそっちのほうが良いです。
Prusa i3とは
Prusa i3に関しては、チェコ共和国のJosef Prusaという人が設計した3Dプリンタで、RepRapプロジェクトの第3世代目のプリンタになります。2019年現在もこれがFDMタイプのオープンソースハードウェアの最新モデルになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Prusa_i3
Prusa i3は定期的にマイナーチェンジしていて、このモデルは初代→MK2→MK2S→MK3→MK3Sのモデルで今年の2月?ぐらいにリリースされているかなり成熟されたモデルです。
最初にPrusa i3に出会ったのは、2018年の幕張で開催された展示会だったと思います。数百万円以上のモデルが企業向けに幅を利かせていた片隅で、おそらく本人が来て小さいブースで展示してました。が、個人的に最も衝撃だったプリンタがこのPrusa i3でした(たぶんその時のモデルは初代かMK2じゃないかと)
価格も10万円以下で、ここまでキレイに印刷できるんだと驚いたのと、当時はまだほかのモデルで採用してなかったスプリングシートをマグネットでベッドに固定して印刷物を簡単に剥がせられるのと、キットを追加で購入すれば多色印刷ができる(MULTI MATERIAL UPGRADEというもので3万円ほど)のを目の当たりして鳥肌モノでした。
Prusa i3には中国企業によるクローンや亜種モデルがいくつか出ていますが、まずはこのOriginal Prusa i3を強く勧めます。ハード的には細かな差(この差が大きいのかは比較してないので不明)しかないと思いますが、オリジナル版は頻繁にアップグレードしており、キットが購入できるなど長く使えると思います。
実際に触ってみて
実際に使ってみて、自身も2台目ということもあり実感したのは、ファームウェアが良いです。組み立てたり、ノズルやベッドの交換したあと何度もキャリブレーションをやる必要が出てきますが、自動で補正して記憶します。こいつがかなり優秀で、組み立てたときに発生する個体の誤差や組み立てによる精度誤差を吸収してくれます。(最近は当たり前なんでしょうか?実際さわって一番関心しました)
あとはやっぱり、世界中で一番使われているモデル(YouTubeなどで3Dプリンタ関連の動画を見るとよくこのモデルが出てきます)なので、情報が多く安心感があって、隣の芝が青く見えることはないです(苦笑)
とりあえず印刷してみる
スライサは慣れるまでは、Simplify3Dではなく純正のPrusaSlicerをダウンロードしてデフォルト値でそのまま印刷してます。なるべくサポートなどはないモデルで試運転してます。サポートが多くなると、やはりSimplify3Dが良いみたいですが、機体に最適化されているパラメータでまずは様子見です。
- Jetson Nanoのケース
https://www.thingiverse.com/thing:3518410
- Jet Engineのファン(半分だけ)
https://www.thingiverse.com/thing:1327093
ほとんどセッティングに苦労せずに印刷できて、買って良かったと思ってます。
次回はキャリブレーションについて、ちょっとだけ触れます。