Raspberry Pi4をしばらく使ってみて、PC並みにサクサク動作するところは満足できてますが、ある程度時間の掛かるコンパイルなどすると、CPU温度が78℃程度まで上がってしまいます。
Pi3までファンレスで使ってましたが、触れないくらいCPUが熱くなるのは気になるし、80℃越えすると自動的にクロックダウンして、パフォーマンスが落ちます。そこで、手持ちの30mmファンを1個取り付けるマウントを作成してみます。
センサーなど取り付ける予定なので、ユニバーサル基板を切り取って作成することにしました。
ファンマウントの設計
まずは肝になる部分の寸法で大まかにPi4をモデリングします。不要と思われる箇所は省略しています。使用したCADはいつものFusion360です。
30mmファンの外形モデルを配置します。CPUの付近を風冷する感じで、割と適当に配置。
20mmのプラスチック製のスペーサでギリギリ干渉しなさそうです。固定するネジ穴、GPIO、カメラのフラットケーブル(たぶん使わないモニタも)の位置もとりあえず穴を空ける予定。
図面化。これを実寸で印刷して、基板に張り付けてカットします。ネジ穴さえズレてなければさほど問題にはならないでしょう。
制作
LD3007MSと記載された30x30x7.8㎜の5Vファンです。amazonではなく、Aliexpressで購入。ピンに直接させるタイプです。ケーブルは2本なので速度変更できないです。やるなら回路組む必要があります。
ユニバーサル基板
図面を印刷して、両面テープで貼り付けた状態。ここから頑張って切り抜きます。
リューターやドリルで切断穴あけしていきます。最初から2.54mmピッチで穴が空いていて、微妙にずれているとドリルが滑ってずれてしまうのが難点。
切断した状態。とりあえずFANを取り付けてみた。
Pi4に取り付けてみた状態。 当たり前だが、Fusion360で設計したモデルと同じである。

> vcgencmd measure_temp
temp=48.0'C
CPU稼働率をほぼ0%にして、アイドル状態のときのCPU温度。ほぼ体温並みに落ちる。
> vcgencmd measure_temp
temp=35.0'C
良いサイト
https://qiita.com/naohiro2g/items/0d75fe6daf82546619b1
温度連続表示
> while true; do vcgencmd measure_clock arm ; vcgencmd measure_temp; sleep 1; done
CPUいじめ
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
CPUいじめ終了
> killall yes