Ubuntuとかだと、デフォルトでPython2とPython3がインストールされていますが、Win10の場合は自分でインストールする必要があります。通常WindowsだとAnacondaをインストールするのが手っ取り早いのです。が、Ver2系とVer3系でアプリが完全に分かれています。
通常Ver3系で良いと思うのですが、Node.jsのモジュールビルドなどを行うとツールがVer2系で作成されていてコンパイルに失敗するケースが多々あります。(というかVer2がないと全滅?)
当初は、Anaconda2とAnaconda3をそれぞれインストールしたところにあるコンソールを実行するのかと思っていたけど、どちらかのAnacondaのインストール配下にほかのバージョン環境を構築して切り替えできるということを今さら知りました。。
Python2と3の切り替え方法
とりあえず、Ver3径のAnaconda3を普通にインストールする。
Anaconda Promptを起動する。ここで動作するのは当然Python3である。このコンソールから、以下のようにVer2の環境を作成する。環境に名前を付けることができるので、ここではpy2としている。
ちなみにAnaconda Promptで起動すると、(base)
という表記があるが、インストールしたAnacondaの環境を表している。Anaconda3をインストールしている場合はVer3系だし、Anaconda2ならVer2ということになる。
(base) > conda create -n py2 python=2.7 anaconda
:
指定したバージョンに必要なモジュール類をダウンロードして環境を丸ごと作成している感じであり、それなりに時間がかかる。
環境構築が完了すると、conda activate
で切り替えることができる。conda deactivate
で元の環境に戻ることができる。
(base) > conda activate py2
(py2) > python --version
Python 2.7.16 :: Anaconda, Inc.
(py2) > conda deactivate
(base) > python --version
Python 3.7.3