トラ技の2019年5月号のPSoC特集を見て、PSoC(Programmable System-on-Chip)の5LP版の開発キットを衝動買いしました。付録のPSoC4と共にこれから勉強していこうかと思います。
PSoC自体これまでにないちょっと特殊なマイコン?(と言って良いのか不明)ですが、ヘテロジニアスコンピューティングとかFPGAとかそのあたりの方向性に沿っているんじゃないかと思っています。(勉強不足でうまく言えませんが)
PSoC5LPが2012年、PSoC4が2013年に発売と結構昔だったのね。勉強不足、知りませんでした。。
ちなみにトラ技2019年5月号付録のPSoC基板のチップはPSoC4100Sです。
PSoC関連の製品リンク
- PSoC4関連
32-bit Arm® Cortex®-M0/M0+ PSoC® 4100 Intelligent Analog MCUs
PSoC® 4: PSOC 4100S Family Datasheet PROGRAMMABLE SYSTEM-ON-CHIP (PSOC)
- PSoC5LP関連
32-bit Arm® Cortex®-M3 PSoC® 5LP
PSoC® 5LP: CY8C58LP Family Datasheet: プログラマブル SoC(PSoC®)
CY8CKIT-059 PSoC® 5LP Prototyping Kit With Onboard Programmer and Debugger
- PSoC6関連
32-bit Arm® Cortex®-M4 PSoC® 6
PSoC 6 BLE Prototyping Kit (CY8CPROTO-063-BLE)
- PSoC Creator
PSoC® Creator™ Integrated Design Environment (IDE)
- トラ技
トラ技2019年5月号の付録
とりあえず、ピンヘッダを半田付けしたもの。これでブレッドボードにさせば使えます。
チップの型番は、CY8C4146LQI-S433でメインコアがCortex-M0の48MHz、Flash ROMが64kB、SRAM (KB)が8kB、シリアル通信、オペアンプ、タイマー/PWMを搭載する。
Universal Digital Block (UDB)は搭載されてないが、デジタル・アナログ処理が一通り行える。この付録のチップにはブートローダーがすでに書き込まれているので、専用のプログラマがなくてもツールで作成したプログラムファイルをシリアル転送するだけで動作させることができる。
とにかく小さくて、外付け部品が少ないのが良い。後日試してみる。
PSoC 5LP Prototyping Kit
購入したのは、以下の製品です。
ミシン目で基板が分かれており、向かって左側がプログラマになる。左端がUSBのType-Aインタフェースになっており、PCに差し込んでプログラムを書き込む仕組みになっている。ミシン目で分離させたら、ピンヘッダで接続して書き込むことができる。
右側の基板が本体になる。本体側に搭載しているチップはCY8C5888LTI-LP097、プログラマのチップがCY8C5868LTI-LP039と実はほぼ同じチップになる(プログラマのほうが若干クロック周波数が小さいだけでI/F性能は同じ)
プログラマ側のチップにはプログラマとして機能するためのプログラムがすでに書き込まれている。プログラマとして不要になった場合は、PSoC5LPチップとしても利用することができる。ほかのMCU製品とはちょっと異なる製品だが、工夫があって好感が持てる。
裏側の写真。
本体側のチップの型番アップ。本家サイトでこのチップのスペックを調べてみたが、アナログ機能が豊富で、デジタルとアナログの両方が満遍なく搭載されているバランスのいいチップである。
このモデルの場合、PSoCのウリであるUDBが搭載されている。付いてない機能はBLEぐらいじゃないかというぐらいオールマイティである。(その代わり個々の機能の搭載数がちょっと少な目である)
プログラマ側のチップのアップ写真。
Raspberry Pi Zeroを並べてみた比較写真。本体側だけだとほぼ同じぐらいのサイズで若干細長い。
こちらも後日試してみる。