ずっと停滞していた直流安定化電源の作成
を再開。基本的な操作を覚えたLTSpiceで、出力電圧可変型のレギュレータ
ICのシミュレーションを行う。使用するレギュレータはLM338T
だが、LTSpiceには用意されていないので、LT1084
を使用する。
LT1084がLM338Tの代替モデルというわけではないので、この時点で正確さに欠けるが、あくまでおおよその目安とする。
LM338T
の場合、出力電圧とAdj抵抗のR4、R5の間にはおおよそ以下の関係が成り立つ。R4が102Ωの場合、
になる。Voutが3.3Vの場合、R5は209Ω、5.0Vの場合、382Ωだが、一致しなかった。(回路がおかしい?)
Adj抵抗を変化させたときの負荷(Load)に印可される電圧と、平滑コンデンサC1、C2の突入電流のシミュレーション結果が以下になった。Adj抵抗が1.3kΩあたりで、レギュレータの出力電圧がヨレてくることがわかる。
都合上、平滑コンデンサ
は4700uFを2つ並列にしたものにする。(余り大きいと突入電流が気になるので。でも十分大きいが・・)トランスはHT163
の16Vを使う。平滑化すると、おおよそピークが20V前後になる。負荷電流が小さくなると、リップルも小さくなる。R2はトランスの二次側コイルの抵抗値として追加した。このR2が突入電流の大きさに大きく関与していた。
実際に回路を組んだときにどれだけシミュレーションとの乖離があるかは、後日確認する予定。