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3Dプリンタ Snapmakerが到着
前回組み立てまで完了したので、さっそくテストします。が、その前にベッドの微小な傾きとノズル先端の位置関係のキャリブレーションを行います。おそらくモジュールを変更したときもベッドを変更するので、取り付けたときは毎回やることになりそうです。
操作パネルから、設定メニューを選択してキャリブレーションモードにして、4隅を一か所ずつ選択していきます。
ペラペラの紙が付属しているので、これを使ってノズルとベッドの間に挟んで同じ抵抗を感じるようにノズルを上下させます。「ちょっと引っかかるかな?」ぐらいで良いと思います。ポイントはこの引っかかりの強さを同じにすることです。
厚みは約0.1mmです。無くしてもこの厚さであれば何でも良いと思います。
とりあえず、付属のPLAフィラメントを使ってテストします。テスト用印刷物は以下です。
Knurling bolt and nut
また作者の方がローレット加工の方法をブログで投稿されています。とても素晴らしいです。
AutodeskのFusion360で”ローレット加工”を作る
ただし、時間短縮のため、モデルを縮小(M16 → 適当にM4ぐらい)して印刷しました。
が、前回の投稿にもふれましたが、ベッドのSnapmaker標準付属シートの吸着力が弱い(というかザラザラしてて引っ付かない?)ので、印刷初期にあっさり剥がれました。いったんテストを中断して、3M製のプラットフォームシートに張り替えて再トライしました。
印刷を開始すると、ベッドを所定の温度(55度)までどんどん上昇させた後、ノズルの温度を所定の温度(205度)まで上がったら、印刷開始するような動きをします。(よくよく考えたらPLAで205度は高くないか?)
スライサーの設定で、スカート(Skirt:造形物の外周から数mmオフセットしたところにフィラメントが安定供給されるまでのダミー印刷)とラフト(Raft:数レイヤだけ造形物の下にダミー印刷してベッドの粗さの影響を受けないようにする)を入れてみました。
順調に印刷していき、10mins程度で終了(たしかそのくらい)。印刷品質は中程度なので、割と早い印象。
ラフトから剥がして、ちゃんとネジが回せて閉まることを確認できました。FDA方式のプリンタでは、とりあえずボルトを印刷してネジが閉まるかがポイントと3Dプリンタの展示会でメーカーの人が言ってました。
メカニカルなものを作っていく予定なので、ネジがちゃんと回せることをが確認できてひとまず安心しました。適当な設定だったので、より高品質なものを目指す場合は、それなりにパラメータの研究は必要になると思います。
次回以降にABSフィラメントの印刷、CNCフライスモジュールのテストをやる予定。
そういえば、Snapmakerの現行ファームウェアでは、印刷終了しても電源OFFする機能がないです。外出時に印刷するときなどは、予想時間を過ぎたら電源OFFするために以下のタイマーコンセントを使って重宝してます。