関連する投稿
Raspberry Pi : Raspberry Pi Zeroの消費電力
今回は、ずいぶん前にRaspberryPi Zero Wを入手したので、前回同様に消費電力をざっくりと測定する。
RaspberryPi Zero W の消費電力
まずは、あらかじめセットアップが済んだ後、USBハブとキーボード、HDMIでモニタ接続した状態で、消費電流を測定。だいたい5[V] x 200[mA] = 1.0[W]
といったところ。
次にsudo apt update
でゴリゴリ処理しているときの電流値を測定。若干増えている?かもしれないが、ほとんど前回同様に200[mA]
である。
次にすべての周辺機器への接続を解除した状態で、3Vで起動してみたところ正常に起動し、外部PCからSSH接続でログインできることが分かった。ちなみに3Vだと、USBハブ経由のキーボードからの入力はできなかった。
この時の消費電力が、3.0[V] x 150[mA] = 0.45[W]
とかなり優秀な結果になった。エネループ3本で楽に起動しそうである。
まとめ
小型基板にすっきりまとまっていて、消費電力も少ない。WifiかBluetoothでリモート接続できれば、不格好なケーブルの取り回しも必要ない。ラズパイ2や3と比較するととても非力だが、割り切って使えば、一番面白いモデルかもしれない。
構成 | 電圧[v] | 電流[A] | 電力[W] |
---|---|---|---|
キーボード+ハブ+zero(wifi, bluetooth on) | 5.0 | 0.2 | 1.0 |
zero(wifi, bluetooth on) | 5.0 | 0.1 | 0.5 |
zero(wifi, bluetooth on) 処理中 | 5.0 | 0.2 | 1.0 |
zero(wifi, bluetooth on) | 3.0 | 0.15 | 0.45 |
RaspberryPi Zero WにPi Camera V2を接続したときの消費電力
Pi Camera V2を入手したので、撮影時の消費電力を測定
撮影コマンドは、標準コマンドを使用して、出力サイズはデフォルトのままとした。
# 静止画作成 (3280x2464, 24bit, 4.3MB)
> raspistill -o photo.jpg
# ビデオ撮影 (MPEG4 Video 5sec H264 1920x1080 25fps [yuv420p, 1920x1080], 9.8MB)
> raspivid -o video.mp4
ちなみに待機時の電力は5V x 100mA = 0.5W
である。
まず静止画については、以下のとおり。撮影時に50mAほど増加して、最後のファイル生成時?にトータルで最大100mAほど増える。5V x 200mA = 1.0W
思ったより省エネ?
次は動画で試してみる。結果は以下の通り。
静止画に比べると、ちょっと多めの消費電力が必要になる。
5V x 300mA = 1.5W
3Vで起動して、PiCamを使用してみる
まずは静止画のケース。5Vのときよりも少し消費電流が大きい。
3V x 350mA = 1.05W
続いて、動画撮影。
3V x 430mA = 1.29W
若干5Vの時と消費電力に差が発生しているが、誤差の範囲と思って気にしない。
まとめると以下になる。
Cam操作 | 電圧[v] | 電流[A] | 電力[W] |
---|---|---|---|
静止画1 | 5.0 | 0.2 | 1.0 |
静止画2 | 3.0 | 0.35 | 1.05 |
動画1 | 5.0 | 0.30 | 1.5 |
動画2 | 3.0 | 0.43 | 1.29 |
おまけ
動画を録画中にtop
コマンドでCPUの使用率をモニタしたところ、raspivid
のCPU使用率は
5%~8%程度になった。