FlatCAMでPCBのガーバーデータからGコードを生成する(その2)

前回のまとめで、境界を切削するだけの手法だと、浮島が発生してノイズ源になると言及。今回は切削結果が設計したプリント基板と同じになる方法を検討。(ただし、実際に切削しているわけではないので、この方法が良いのかは不明)

まず、前回同様にガーバーデータを読み込んで、ガーバーデータを選択してSelectedタブに移動する。
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パネル中程にあるNon-copper regionsGenerate Geometryを実行する。Marginは0のままでOK。
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そうすると、導体パターンのないエリアの境界に赤いパスが生成される。前回のようにオフセットはされていない。
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*_noncopperとシェイプが生成されるので、選択してSelectedタブに移動する。
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Print Area要するに"塗りつぶし"のパラメータを調整する。当然塗りつぶし領域をエンドミルで切削して表現するためのパラメータになる。

  • Tool dia : エンドミルやVカッターの切削幅を指定する
  • Overlap : おそらく重なり具合の割合だと思われる。10%~20%ぐらいが妥当?
  • Margin : よくわからず。とりあえずゼロ

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  • Method : パスの作成方式を指定する。下図にサンプルをのせたが、Standardで良いと思われる。

Standard
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Seed-based
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Straight lines
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  • Selection : 選択した領域を個別に指定するSingleと一括処理するAllを選択する。普通はAllでいいはず。
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Generateボタンを押下すると、領域の選択待ち状態になる。この状態で、導体がないエリア(つまり切削したいエリア)を選択すると、しばらく計算が実行されてから赤いパスが生成される。
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最初にNon-copper regionsを選択するのがポイントで、Non-copperで作成した境界でないと、導体がないエリアを選択できないので注意する。
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この後は、前回操作と同様で、*_noncopper_paintシェイプを選択してSelectedタブから、工具パラメータを指定してGenerateを実行すると、工具径が加味された青いパスが生成される。
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前回操作と同様にExport G-Codeを実行して、Gコードファイルを出力する。
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念のため、NC Viewerで確認した結果が以下になる。
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こちらで切削に成功すれば、プリントパターンらしい結果になるが、見ての通りパスの全長が非常に長いので切削時間とエンドミルのコストは前回よりも増大するが、これらの2パターンの方式を使い分けできそう。